プジョー508のドアパネルに高級スピーカーのマウントを3Dプリンターで作ります③
前回のスケッチに引き続き、今回はそのスケッチを元にモデリングしていきます。
サーフェスモードの「ロフト」でスピーカーバッフル面のスケッチとドア内張面のスケッチを結んだ面を作ります。
上手くいくとこんな感じで面が構成されます。
点をドラッグアンドドロップで形状変更も有る程度出来ます。
無理の有る形状の場合はエラーになる可能性が高くなりますし面が歪みっぽくなるので、スケッチの段階で無理のない形状にならないようにイメージをしながらスケッチをすると良いです。
これはまだ厚み0mmのただの「面」なので、実体は有りません。
実体化、ソリッド化するために「厚み」を付けます。
「厚み」も同じで、無理の有る形状の場合はエラーになる可能性が高くなります。
ちょっとおまけで空きスペースにアクリルプレートでも入れようかと
思いましたが、下手に入れるより何もない方がドア全体のバランスも良いのでやめましたw
後は、スピーカー固定するバッフル面のモデリングを「押し出し」等で
余分にはみ出した部分は「ボディ分割」でカットしたり
このバッフル部分と周りのスカート部分は「ボディ結合」で最終的には一体化させます。
その前に、スカート部分のドア内張との設置面を「ボディ分割」でカットしますが、
少しでも問題が有るとエラーになります(´;ω;`)
今回も凄く小さな穴の端っこが、、、、
この画像では全く見えません。
これでも見えません。
さらに拡大すると
これでも見えない
更に拡大してやっと見える
この穴の端っこが少しかぶっているだけでもエラーになっちゃいます。
今回はそれだけではダメでした、、、
複雑形状部分の面の構成に無理が有るようで、自己交差しているようです。
無理の有る形状の場合に発生しやすいですが、今回は3Dスキャンデータの不足部分を手動で面形成した時のミスでした。
そんな、不具合部分の修正の時ですが、穴あき部分に「パッチ」を貼って面にした後は、「ステッチ」で面を一体化させましょう。
あと、「検証」を使って自動修正するのも手っ取り早く解決できる事が有ります。
エラーが出たら、それぞれのモデルに「検証」かけて修復してやると良いと思います。
今回エラーが出ている部分は物凄く小さな範囲だとわかっていたので、その怪しい部分はごっそり取り除いて作り直して解決できました。
モデリングが進んでいけばいくほどエラー修正は困難になっていきます。
最初が肝心で、丁寧な3Dスキャンに位置出し、無理のない形状をイメージした丁寧なスケッチが後々のスムーズなモデリングにつながっていきます。
有る程度手こずったら最初からやり直した方が早く綺麗に出来ますが、知ってる道しか行かない事になるので進歩は少ないかも、、、
トラブった時にサポートに助けてもらって新たなテクニックを知った方がスキルアップするのかなと思ったりもします。