プジョー508のドアパネルに高級スピーカーのマウントを3Dプリンターで作ります⑤完成編

曲面にフィットするモデリング

ようやく完成編
長らくお付き合い頂き有難うございます。
これでもかなり省略はしてますが、実際のモデリング作業時間はのんびり楽しみながら寄り道しながらやって2時間ぐらいかなと思います。

今回は完成編で、固定用ビスの穴あけとドア内張固定用の蓋を作ります。

Fusion360

固定用ビス穴は斜めに開けるので、その角度を考えて「傾斜平面」を構築します。

Fusion360

右から左から上から下から見ながら固定ビス穴の向きを決めて平面を構築

Fusion360

その平面にスケッチをして、「押し出し」で足に穴を開けます。

Fusion360

一本の足に2か所の穴を開けますが、実際に外からドライバーでビス固定出来るように位置と角度を考えます。

Fusion360

という感じで前側は完成♪

Fusion360

後ろ側は、裏から止めるしかないのでドア内張側からビス止め出来るように位置と角度を決めました。

Fusion360

Fusion360上で雰囲気を確認

Fusion360

バッチリで御座います。
あとは、ドア閉めると見えませんが、ドア内張固定ビスの蓋も作ります。

Fusion360

Raise3D Pro2Xで3Dプリントしている間に、蓋のモデリング

同じように3Dスケッチをして

サーフェスモードで「パッチ」を張って、「厚み」でソリッド化
スピーカーマウントとの当たり面とドア内張の当たり面は「ボディの分割」でカットすれば、ぴったりフィットいたします。
実際は、生地を貼ったりするので、その分のクリアランスも考えなくてはいけません。
単純に「縮小」で解決する場合も多いです。

Raise3D

そして朝には完成しているスピーカーマウントパネル

プジョー508
プジョー508
プジョー508
プジョー508

仮合わせでクリアランス等確認
一発合格で問題無し
あとは面を少し削って生地貼って、デッドニングをすれば完成で御座います。

Raise3D

固定部分も抜群の強度
ビスを外せば純正に戻せる設計にしています。
3Dプリンター等の加工機とFusion360が有れば意外と簡単にこんなものも作れちゃいます。

Autodesk(オートデスク)

あ、3Dスキャナーも要りますね。
冬までに廉価版の3Dスキャナーをテスト予定なのでお楽しみに♪

Raise3D
Raise3D
プジョー508
プジョー508
プジョー508
プジョー508

今回取り付けたスピーカー
イタリアはAudison社のハイエンドスピーカー THESISシリーズ 素晴らしい音♪
あとはDSPの調整で最高のプライベートオーディオルームになりましたm(__)m

次回は、3Dスキャナー使わない回です。
3Dスキャナー無くても3DプリンターとFusion360が有れば、かなり色々と作れますよ♪

Autodesk(オートデスク)