ホンダ N-VAN ハイブリッド拡散アウターバッフルで聞こえなかった音が聞こえるようになりますよ♪前編

曲面にフィットするモデリング

今回はホンダN-VANのアウターバッフルですが、、、
やはり必死過ぎて画像が足りない、工程を忘れる、、、、
申し訳ありません。
要点は書いていきますのでよろしくお願いしますm(__)m

Shining3D EinScanPro2X

スタートの時点で後々の工程が変わってきちゃいます。
実は、ドア内張の切り抜きは、アルミインナーバッフルの位置、穴位置がスキャン出来る最小限の切り抜きにした方が良いです。
ドア内張の曲面でモデリングしたアウターフェイスをカットしてぴったりフィットさせる時に重なる面が少なすぎてモデリングがやりにくくなります。

Shining3D EinScanPro2X

これは左ですが、N-VANは左右アシンメトリーなのでデータは左右制作しないといけません。
こっちも切り取りすぎw

Fusion360

不要な部分は切り捨てて、軽量化、座標確定してからFusion360に「メッシュ挿入」します。
座標センターはとりあえずボルト穴にしています。

Fusion360

インナーバッフル面にセンター出しのための「3点指定の円」などでスケッチして、センターを出します。

Fusion360

スケッチのセンターとFusion30の原点を「移動」「点から点」で一致させます。

Fusion360

次に、ドア内張の曲面にスケッチするために「3Dスケッチ」に✔をいれておきます。
そして、「メッシュ変換」でスケッチ可能なサーフェスボディに変換しておきます。

Fusion360

サーフェスボディになるとアイコンがオレンジになります。
その面上に「フィット点スプライン」などでイメージしたアウターフェイスの形状にスケッチしていきます。

Fusion360

スケッチは出来るだけ滑らかに無理のないラインの方が、後々エラーが出難いのでおすすめです。
スケッチを最後まで繋いでつながった状態になったら、任意の場所にオフセット面をつくります。

Fusion360

その面に、「プロジェクトを含める」「プロジェクト」で3Dスケッチを平面に投影します。

Fusion360

そのスケッチを「オフセット」で2重のスケッチを作ります。
額縁みたいなスケッチを作る感じです。
その額縁を「押し出し」でソリッドボディを作ります。
ドア内張を貫通する感じで押し出します。

Fusion360

その額縁状のソリッドボディとドア内張面が交差しない場所があるので、面を追加していきます。

Fusion360

ギリギリすぎたので細かく面を追加しないといけません。
ドア内張をカットしすぎるとギリギリでスケッチしないといけないので、最初に書いたようにスキャン時の内張カットは最小限が良いです。

Fusion360

足らない部分の面は3Dスケッチで囲った部分にパッチとかロフトを使って新たな面を構成しますが、見えないような隙間が有ったり、予期せぬエラーの原因にもなるので慎重に、どこで何したが覚えておいた方が良いかもです。
ギリギリすぎるといっぱい修正しないいけなくなって訳が分からなくなるのでスキャン時に内張カットは最小限が良いです。

Fusion360

こんな感じで額縁の内側がギリギリなんですよね~
ただ、以前のブログで書いたゴルフ7さんの場合は、内張の切った断面とドアアウターフェイスを突き合わせタイプなのでその場合はドア内張カット形状にすっぽりはまるドアアウターフェイスそのものとなります。
今回は、ドア内張の上にドアアウターフェイスを少しかぶせるパターンなので、ギリギリだとモデリングが大変だという事です。

案の定、「分割」でエラー発生しました。
考えられる部分はあちこち修正しましたが、ダメ、、、、
そんなときはAuto Deskのサポートがほんと助かります( ノД`)シクシク…
とても丁寧に親身に対応してくれますよ。

また後編書きます(^^)/

Autodesk(オートデスク)