ドアスピーカー 3Dバッフル (スバル サンバー)前編

曲面にフィットするモデリング

スバルサンバークラシックのドアスピーカーは10cm?12cm?ぐらい
からハイエンドの17cmスピーカーを取り付け出来るようにバッフルを作ります。
スピーカーは、パイオニアの Z1000RS

Shining3D EinScanPro2X

取り付けるZ1000RSのウーファーはとても大きく、サンバーのドアはとても小さい、、、
奥行なのどのスペースを確認するために先ずはEinScan Pro2Xで3Dスキャン
内張りも含めてスキャンしておきます。

Shining3D EinScan Pro2 位置合わせ

内張データとドア鉄板データのずれは位置合わせで

Shining3D EinScan Pro2 位置合わせ

バッチリ位置合わせ♪

Fusion360

そのデータをFusion360に「メッシュ挿入」でインポートします。

Autodesk(オートデスク)
Fusion360

そして、先ずは「スケッチ」でZ1000RSサイズのリングを書いて

Fusion360

ドア内張の穴や、純正スピーカーグリルの痕を隠す大きさのバッフル面をスケッチするために「フィット点スプライン」を使ってスケッチします。

Fusion360
Fusion360

リング部分を押し出してバッフルの厚みを決めます。

Fusion360

ドアガラスのレールまでの距離を測定して、Z1000RSがあたらない深さのバッフルに
かなり飛び出ますがしょうがないw

Fusion360

つば部分も押し出したり、押し出しの切り取りをしたりしながらモデリング

Fusion360

つば部分はフィレットで滑らかに

Fusion360

このつば部分がドア内張を上から抑える形となります。
ドア内張面はほぼ平面ですが、バッフルの底面(ドア鉄板の面)とドア内張面は平行ではないので、つば部分だけドア内張に合った角度に変えなくてはいけません。

Fusion360

メッシュデータを「メッシュからBrep」で変換しておきます。

Fusion360

つば部分(ドア内張を押し付ける部分)の面角度を決めるために、「3点を通過する平面」で傾斜面をつくります。

Fusion360

Brep化したドア内張データ上の任意の3点を選んで面を作ります。
この面で、バッフルつば部分をカットして、内張の面角度に合わせる事が出来ます。

Fusion360

「ボディ分割」でつば部分の面とドア内張面にぴったり合う面を作る事が出来ます。

Fusion360

このつば底面がドア内張面の角度とぴったりフィットします。

Fusion360

さらに、画像右側はつばが無いので、カット平面より下部分を細くしてつばを作ります。(画像青い部分)

Fusion360

「プレスプル」で任意のサイズに

Fusion360

あとは、バッフルとドア鉄板の合わせ目を、Brep化した面えカットします。
いつもの「分割」をつかって

Fusion360

カット面のデータ欠損でエラーw
欠損部分の修復方法はいろいろと有りますが、今回はサーフェスモードの「パッチ」をつかいます。

Fusion360

欠損穴あき部分を選んでパッチ面を形成

Fusion360

そのままではバラバラの面として認識されたままなので、「ステッチ」で全てつなぎ合わせて一つの面にします。

Fusion360

たまに部分的に裏返ってしまっている面になったりもしますが、そんな時は「法線を反転」で修正出来ます。

Fusion360

欠損部分を修正出来れば再度「分割」操作でバッフルとドア鉄板の合わせ目をつくります。

Fusion360

今度は無事成功!
ドア鉄板の凸凹にぴったりフィットするバッフル面が出来ました♪

次回は完成編書きます(^^)/

Autodesk(オートデスク)

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