新型N-ONE 半埋込ツィーターマウントを3Dプリンターで作ってみた 後編

曲面にフィットするモデリング

前編 新型N-ONEハッピープランのつづきをご紹介
いつものFusion360でモデリングしていきます。

Autodesk(オートデスク)

モデリングして保存しておいたV172A用ツィーターポッドを3Dスキャンしたメッシュデータ上にインポートします。
ツィーターポッド上で右クリックして「現在のデザインに挿入」を選びます。

挿入したツイーターポッドはチェーンマークみたいなリンク拘束が掛かっているのでそのままではいじれません。
ブラウザツリーの上で右クリックして、「リンクの解除」をしておきます。

任意の場所に移動させるために「移動」を選びます。

移動のピボットがセンタ―に無い場合は、「ピボット設定」をクリックしてツィーターポッドのセンターを選びます。

センターを選んだあと、「ピボット設定」の「完了」を忘れないようにしてください。
ピボットをセンターに設定したのは、モデルを回転させたい時にピボットを中心に回るからです。

ツィーターポッドを任意の場所に移動出来ればAピラーメッシュデータの上で右クリックして「メッシュからBRep」変換します。
この時にエラーになる原因としてはメッシュのファセットが多すぎるとエラーになります。
10000までぐらいが目安になると思いますが、形状にもよるようです。
おっとその前に、ブラウザツリーで最上位のコンポーネントを右クリック「デザイン履歴をキャプチャしない」としておきます。
そうする事でダイレクトモデリングモードとなり、BRep変換出来るモードとなります。

そして、いよいよAピラーにぴったりフィット出来るツィーターポッドを作るために「分割」します。

分割するボディ(ツィーターポッド)を選択して、分割ツール(BRep変換でソリッド化したAピラー)を選択
分割ツールを拡張チェックは外して「OK」

うまくいけばAピラーの面に沿ってツィーターポッドがカットされます。
画像は要らない方ですが、これをさらにカット

V172Aツィーターは分厚いのでこのカット面より上は必要です。
こんなカット時には「分割ツールを拡張」が必要です。

カットしたボディを結合する前に、落とし込み段差を付けるために「プレスプル」を使います。

今回は2mmほど落とします。

角をフィレットで丸めてこの二つのボディを結合して完成♪
ですが、これ実際Aピラーに装着する場合、この形に合わせてAピラーをカットしておく必要が有ります。
落とし込み部分の余裕も少ないので失敗すると隙間があいちゃうので位置決めケガキ用の治具も作っておきます。

Raise3D ideamaker スライスソフト

左側がその治具 モデリングの方法は割愛させて頂きますw

Raise3D Pro2

治具でケガいて超音波カッター等でカットします。

新型N-ONE

ど素人でもここまで出来るのはFusion360のおかげさまさま
超おすすめですよ♪

Fusion 360